活用事例

アクシデント発生時のどがんねぇ活用事例

導入施設の管理者様からいただいた事例をご紹介いたします。

●施設に起こった深夜帯のアクシデントケース

高齢な利用者様は、深夜急に体調を崩される事がまれに発生します。
通常、そういった急変時は管理者に必ず連絡し、判断を仰ぐように決まっております。

その日の夜勤者は田中さん(仮名)というスタッフ(介護福祉士)でした。
ある利用者様(認知症なし)の血中酸素濃度(SPO2)が低くなる(88%~90%)という事態が発生しましたが、
ご本人が「いつものことだから大丈夫」と救急搬送を拒否され、
田中さんは強い意志を汲み取り、管理者への報告や救急搬送を判断せず「様子見」としました。

ベッドをギャッジアップし、巡回もいつも以上に注意して頻繁に様子を伺っていると、
SPO2も上がり(90%~92%)、ご本人も楽になったとおっしゃっていましたが、
翌朝5時半に呼吸困難に陥り救急搬送で入院とになりました。

そして、救急搬送された日の夜21時に死去されました。(死因:動脈瘤破裂)
既往歴には動脈瘤はなく、治療もしていませんでした。

利用者様が「病院に行きたくない」との訴えが強かったとはいえ、
"田中さんの判断が遅れてしまったのではないか?"
"深夜帯何度も居室訪問し健康チェックを行っていたことをご家族や関係機関の皆さまにきちんと説明しご理解いただけるだろうか?"
そういったさまざまな不安が生まれました。

そこで、「どがんねぇ」のデータを確認してみたところ、
田中さんの証言(経過記録簿)と行動(夜勤帯での頻繁な居室訪問と健康チェック)がぴったり一致しておりました。
「どがんねぇ」が無かった今までは「経過記録簿」のみが頼りでしたが、
「どがんねぇ」データが改ざんできないデータとして克明に表現されていたのです。

利用者様のご不幸は本当に心痛いことではありましたが、
結果として、ご家族からも手厚い深夜の対応に「感謝」の言葉をいただきました。
施設運営の管理者としても、スタッフの活動により一層の信頼と安心が深まりました。
そればかりか、田中さんは自身の取った行動を「どがんねぇ」が守ってくれていると確信した瞬間となりました。

「どがんねぇ」に記録されたこのケースの時系列の対応は以下の通りです。

23時-00時 3回コールあり、眠前薬服用

01時-02時 コールあり、バイタル測定、頭部ギャッジアップ

02時-03時 巡回時異常なし、顔浮腫、室温調整、受診提案拒否

03時-04時 巡回時異常なし、声掛け、水分補給

04時-05時 コールあり、体位変換、お茶を補給

05時-06時 コールあり、Spo2測定、夜勤者応援請う、親族へ連絡、救急連絡

06時-07時 救急到着、親族と病院へ

対応の経過(時系列)

今後の感染症の感染拡大防止対策に期待

導入施設の運営者様からいただいたお声

新型コロナウイルスや様々な感染症対策として「どがんねぇ」に期待!!

高齢者施設は感染症対策が緊急の課題です
今回の新型コロナウイルスでは全国の介護施設で感染クラスターが発生して、介護現場では対策にご苦労があったとお聞きしております。

厚生労働省からの通達にも
介護老人保健施設等における感染拡大防止のための留意点について

・感染者が発生した場合は、保健所の指示に従い、濃厚接触者となる入所者等の特定に協力すること。
その際、可能な限り入所者のケア記録や面会者の情報の提供等を行うこと。
疑い症例や濃厚接触者の調査等については、保健所の指示に従うこと。

という形で、細かな厳しい指示が出ています。
もし、施設内感染が発生した場合、感染者隔離、職員の行動履歴、接触者の確認、施設内消毒作業など感染拡大防止対策が必須になります。
その上報告書の作成が必要ですが「どがんねぇ」は行動履歴がデジタル記録として残り、職員の行動把握、接触把握が確実に行えるので、客観的で正確なデータとして保健所にも提出できます。正確なデータは信憑性が増し、事業所への信頼が担保されます。
施設運営者として「どがんねぇ」は心強い存在です。


株式会社 円 様 施設名「のなか」

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